omix システム生物学7〜8回
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作成日時 : 2009/01/08 17:27
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本日のテーマは「比較ゲノム学 、分子進化学概論」 講師は新村 芳人先生。
嗅覚は外界の化学物質の認識を担う感覚であり、動物の生存に極めて重要な役割をはたしている。さらにフェロモン受容などによって配偶システムにも深く関わっており、生殖的隔離機構の形成を通じて種分化のカギとなっている可能性も考えられる。したがって以前から嗅覚への関心はもたれていたが、その遺伝子についてはじめて明らかになったのは比較的最近で、1991年のことである(Buck and Axel, 1991)。これ以来、研究は急速に進展し、嗅覚受容体遺伝子は生物種あたり数百から千以上のコピーをもつ脊椎動物ゲノム最大の遺伝子ファミリーであることなど、興味深い事実が明らかになってきた。さらにそれらの遺伝子の発現様式、嗅覚受容体の機能などの解明も進んできた。加えていくつかの脊椎動物の全ゲノムの解読に伴って、嗅覚受容体遺伝子ファミリーの分子進化の実態も明らかになりつつある。このような背景のもと、生物の機能進化や種分化への嗅覚の関与についての本格的研究が、現実的なものとして可能になりつつある
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